2013年3月31日日曜日

週末に、丸い球舞う、青い芝。

もうすぐ冬時間が終わります。

そして夏時間が始まります。

ここで質問です。

時計の針は1時間進めたらいいのでしょうか、それとも1時間戻したらいいのでしょうか。

毎回こんがらがります。算数苦手なもんで。

どうも山田です。

先日、PSG(パリ・サンジェルマン)の試合を観に行ってきました。

ベッカムの入団以来、チケットの入手がやや困難になっていたのですが、

チケットを入手したカズ兄さんが一緒に連れて行ってくれました。

PSGの試合はこれまで5回ほど行ったことがあったのですが、今回は4年ぶりぐらいで、

スタジアムの雰囲気も以前よりちょっと変わった感じがしましたが、

これはスタジアムに着くまでに一杯ひっかけたビールのせいでしょう。

ボディチェックを受けてゲートを通過し、階段を登ると綺麗な芝生が目の前に広がります。

そして、席まで案内してくれるお姉さんも否応なく綺麗。これはスタジアムが男臭いせい。




屋根のところにある「REVONS PLUS GRAND」とは「もっと大きな夢を見よう」という意味で、

今シーズンのPSGのスローガンになっています。

試合は、首位のPSGがイブラヒモビッチの2得点で、最下位ナンシー相手に2-1で勝利。

ただ、試合内容的にはあんまりで、ちょっと物足りない感じがありました。

PSGはどういうサッカーがしたいのか、どういうサッカーを目指しているのか、

チームの色というものが見えなかった気がします。

2得点とも、相手のミスをイブラヒモビッチが拾って個人技で強引に奪った感じやったし、

彼頼りの感が否めませんでした。

ちなみに、ベッカムは後半途中から出場しました。

出場時間が短く、あまり見せ場のなかったベッカムでしたが、

試合後、他の選手たちがさっさとロッカールームに引き上げて行く中、

彼だけは最後まで観衆に手を振って挨拶をしていました。さすが英国紳士。

そういうところを含めて、他の選手の見本となる真のプロフェッショナルなんだろうと思います。

まぁあんだけお金もらってたらちょっと残って手ぐらい振るわな。


そういや先日、PSGのジュニアチームと、僕がコーチをしているNSCとの練習試合があり、

パリ郊外のサンジェルマン=アン=レー市にあるPSGの練習場まで行ってきました。

敷地内には天然芝、人工芝のサッカーコートが全部で5、6面ある素晴らしい施設で、

ここではトップチーム、つまりイブラヒモビッチやベッカムらはもちろん、

小学生から高校生までの育成組織の子供たちも、プロサッカー選手を横目に見ながら、

そして夢見ながら練習をしています。








左はNSCで一緒にコーチをしている田中さんです。

いきなりですが、ここで田中さんのすべらない話をひとつ。

田中さん、最近ご結婚されたようなんですが、奥さんはあまりサッカーには詳しくないご様子。

ところが、ある日こんなことを言い出したそうです。

「サッカー選手3人だけ知ってるよ!」と。

そこで田中さんは聞きました。

「え?誰知ってるの?」

奥さんは自信たっぷりに答えます。

「田中、マルクス、闘莉王!」

(笑)

「それで一人や!」っていう田中さんのツッコミはお察しの通りです。




田中さんと、度々このブログにも登場してくるカリスマ美容師まこと、そして僕の3人で、

「田中会」という飲み会を頻繁にやっています。

田中会というのは、僕が今勝手に名付けましたが、酒豪の田中さんをご満足差し上げる会です。

田中さんは、日本で生まれ、イギリスで育ち、フランスで働き、ナイジェリアに出張している

なかなか帰れない帰国子女です。

酒と数字に強く、愛読書は「ナニワ金融道」、尊敬するのは「やすしきよし」です。


あ、言い忘れたけど、「田中さん」って「さん付け」してるけど、僕より一つ年下(25歳)ですから。

いつもは普通に下の名前で「ヒロ」と呼んでます。

でも2千円借りているのでたまに「先生」と呼びます。

そして、田中さんは今日からまたナイジェリアに行ってしまいます。寂しくなります。


日仏交流コーディネーター
山田 剛士

2013年3月30日土曜日

瓜二つ、嬉しくないけど、おすそわけ。

日本にあってフランスにないものと言えば…カラオケ。

いやあるにはあるらしいんですけどね。

カラオケでの僕の十八番と言えば…H Jungle with Tの「Wow War Tonight」。

H Jungle with T なんて最近の若い子はもう知らんかな?

18年前に、ダウンタウンの浜ちゃんと小室哲哉が組んでいたユニットです。

あ、どうも山田です。

全然フランスと関係ない話していい?

最近、YouTubeで日本のバラエティ番組とか音楽の動画とかよく観てるんですけどね、

久々に「Wow War Tonight」が聴きたいと思って検索したんです。

当時流行した曲だけあって、結構いろんな人がカバーしてたりしてするんです。

で、Preciousって人がカバーした「Wow War Tonight」のPVがあったんですが、

それを見て驚愕。

たぶんこのPVに出てるのがPreciousさんご本人なんでしょうが…

なんとこの方、僕にそっくり!!笑

全然嬉しくはないけど!!笑

いや、よくいるんですよ、僕に似た人。

「昨日どこどこにいてたよね?」「そういやこの前どこどこいなかった?」とかしょっちゅう言われる。

フランスに居てても言われますからね。

ちなみに、似ている芸能人でよく言われるのは「松坂大輔」「中尾明慶」「友達のお兄ちゃん」。

最後のやつはね、もう「わかんない」って言うてくれればでいいです。

「友達のお兄ちゃん」は僕もわかんないですからね。

彼が有名になったら、「俺、Preciousに似てるやろ?」とか言えたのでしょうが、

ブログを拝見させてもらったところ、つい先日引退されたようです。残念。

ってことでYouTubeのリンクを貼っておきます。

僕のことをご存知の方はお暇なときにご覧ください。

それではお聞きください。Preciousで「Wow War Tonight」



すいません。今日はこれが言いたかっただけです(笑)


日仏交流コーディネーター
山田 剛士

2013年3月17日日曜日

黒人に、してやられたり、えせスパイ。

フランスは映画料金が安い。

しかも学割だともっと安い。

さすがは映画の生まれた国。

映画館の数も日本より多いように感じます。

ちなみに学割が効くのは25歳までらしいので26歳の僕はギリギリアウトなのですが、

店員さんが基本的にアバウトなので、いつも学生料金で映画が観れます。

で、今回観た映画がコレ。


映画「Möbius(モビウス)」


「Möbius(モビウス)」っていう、僕が大好きなJean Dujardin(ジャン・デュジャルダン)主演の映画。

ジャン・デュジャルダンは昨年、「アーティスト」でアカデミー主演男優賞を獲ったので、

日本でもご存知の方は多いのではないでしょうか。

この映画はスパイものなんですが、スパイとかってこう毅然としていてクールな感じでしょ。

スパイとかカッコええなぁと思いながら見てたんですけど、

僕、いつも映画観る時に主人公に感情移入しちゃうというか入り込んじゃうんでね、

この映画を観終わってからもしばらく、自分がスパイになったような気でいました。

一人スパイごっこしてる感じ。

背筋もいつもより気持ちピンとして、なんかよくわからん自信が湧いてきてね。

で、帰りに駅で電車を待っている時に、横にごっつい黒人が2人座ってきたんですね。

絡まれたら面倒くさいなとは思いつつ、でもスパイ気分抜けてないんで、

イヤホンで音楽聴いてるフリして会話を聞いてたんです。

そのうちの一人は、その直前に自販機の裏で小便してたので、

「お前、絶対その手で俺に触れるなよ!」と思いながら、

そして「二度とフランスの自販機ではジュースとか買わない!」と誓いながら。

そしたらそこに酔っぱらったホームレスのおじさんがやって来て、横の黒人に絡み始めた。

「タバコ一本くれねぇか」「持ってねぇよ。失せろよジジイ」「誰がジジイやねん」的な。

で、酔っ払いとのやりとりが面倒臭くなった黒人2人は、

「待ってろ、すぐ戻るから。その間こいつとしゃべっててくれ!」と言って席を発ちました。

そう、「こいつ=僕」です。

おい!なんでやねん!

「後は任せたぜ」と言わんばかりに、僕に向かってウインクを残してズラかる黒人。

そして、案の定、酔っ払いは僕にしゃべりかけてきました。

呂律が回っていないので何を言ってるのかわからない。

「(音楽聴いてるから)聞こえない」って相手にしなかったんですが、

「お前、中国人か」と言われた時にちょうど電車が来たので、

「中国人ちゃうわ」とだけ言い残してその場を離れました。

んで、電車に乗ったらさっきの黒人がいて女の子をナンパしていました。

あの汚い手で…。

何の話やねんまったく。


どうも山田です。

ちょっくらご無沙汰してしまいました。

さて先日、パリで懐かしの方と再会しました。

学生時代にお世話になった湟野先生です。




僕が学生の頃と変わらず、今も京都産業大学でフランス語を教えていらっしゃいます。

湟野先生は毎年、学生たちとフランスを周遊する研修旅行を企画されているんですが、

今回もその研修旅行で来られているとのことで、

一行がパリに到着した日の夜に、シャンゼリゼ通りのレストランで湟野先生と

旅行に参加している学生たち数人とディナーをご一緒させていただきました。

旅行に参加しているのは1、2回生が中心ということで、僕も卒業してから2年になるので、

知ってる顔こそありませんでしたが、一応みんな僕の後輩と言うことなので、

今ここでどんな仕事をしているのかや、フランスでの生活について少しお話させてもらいました。

僕自身、学生時代にはこの研修旅行に2度参加させてもらったのですが、

本当に楽しい旅で、今でも仲間が集まれば当時の研修旅行の思い出話に花が咲きます。

ですから今まさに旅の楽しさ、フランスの魅力を感じ取っている最中であろう後輩たちと、

ここで出会えたのは僕も嬉しかったし、いい刺激になりました。

最後に、学生たちが旅行で使っていて要らなくなったものなどを色々といただきました。

カイロ、ファブリーズ、シャンプー、歯磨き粉、シャツ、靴、紅茶、スープ、緑茶、チーズ、

糸ようじ、割り箸、紙皿、アロエクリームなどなど。

そして一番おもしろかったのがこれ。





ワンピース!(笑)

そういう趣味はないんですけどね。

せっかくなんで有り難く着させていただきます。

でも、外で着たら、やっぱり、ちょっと、あれなんで、パジャマにしますね。

あ、いつかスパイになったら変装用に使えるかもね。




日仏交流コーディネーター
山田 剛士